第10回ふるさとCM【大賞受賞】

 今年のテーマは、【次の世代に残したいもの】
 今回、CMを制作するにあたり、羽咋市として何を知ってもらいたいのか、どのような効果を狙うのかなどを話し合いました。
 結果、今回のCMには、羽咋市の一大観光地である「千里浜なぎさドライブウェイ」を素材とすることにしました。言うまでもなく、「千里浜なぎさドライブウェイ」を語らずして、羽咋を語ることはできないと考えたからです。

 そして、皆さんに知ってもらいたいことは、ずばり「千里浜海岸の侵食」。
 近年は、1年に1メートルずつ砂浜が侵食され、このままでは数十年後には、砂浜がなくなってしまうのでは、と危惧されています。
 私たち羽咋市民の財産であり、石川県そして日本の財産とも言える「千里浜海岸」を、後世まで残したい。多くの方々にこの想いを共有してもらい、貴重な千里浜海岸を保全する気持ちを抱いてもらいたい。そして、多くの方々に訪れてもらい、楽しんでもらいたい。
 このような気持ちを込めてCMを制作しました。

(注意)里浜なぎさドライブウェイは、日本でただ1つの（世界でも3つしかない）車が走れる砂浜で、自動車のみならず、自転車、観光バスまでもが走ることができる貴重ななぎさです。

 皆さん、こんにちは。CM制作委員会です。
 今回のふるさとCMのタイトルは、【「千」の想い】。
 年々、侵食が進む千里浜海岸。今までの養浜にあわせて、昨年から始まった人工リーフの設置や一丿宮海岸の離岸堤の撤去、金沢港浚渫土砂の漂砂実験の検討など、さまざまな侵食防止に向けた取り組みが始まりました。
 また、石川県や羽咋市、宝達志水町、地元住民の方々を中心に、千里浜の魅力を伝えるとともに、侵食防止活動としての「クリーンウオーク」や「ふれあい体験教室」、「キャンドルナイト」などいろいろな保全啓発活動を展開しています。
 この千里浜には「たくさんの人々の想い」と「千里浜の保全・再生への想い」が詰まっています。これらの想いをつなげたい。そして、全国に伝えたい。この想いをCMという形にしました。オリジナルの歌にも、ぜひ注目してください。

 例年にもまして難航した今年のCM制作。
 最初から千里浜にお題を絞ったにも関わらず、次々と出てくるアイディアの数々に迷走を繰り返しました。
 今回の作品には、「千里浜」に「行ってみたい」「また行きたい」という想いを抱いてもらい、一人でも多くの方々に千里浜に、ぜひ来てもらいたいという願いがこもっています。
 総延長8キロメートルからなる砂浜でのドライブ。
 浜辺に車を横付けして遊べる遠浅のなぎさ。
 水平線に沈む真っ赤な夕日。
 一日いても遊び足りないこの千里浜の魅力を伝えるにはどうすればよいかと、悩んでボツになったネタと映像は数知れず。メイキング映像の中には、採用されなかった映像をたくさん盛り込みましたので、どんなネタがあったのか想像しながらご覧ください。

 最後に、このCM制作にご協力いただきました子どもたちやその保護者、関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。（制作スタッフ一同）

• 子どもたち
  岩野夏希ちゃん、北井夢乃ちゃん、西村怜南ちゃん、松田愛加ちゃん、松田十和ちゃん
• 千里浜再生プロジェクト
  サンドパック「千」の願いに参加された皆さん

• 千里浜砂像協会 原田敏雄さん
• 羽咋市青年団協議会（安達裕俊さん、嶋めぐ美さん、坪田晶代さん、波木致哲さん）
• 羽咋市立西北台小学校4年生の皆さんと先生方