認知症の予防に取り組もう

更新日:2021年10月07日

認知症は予防できるの?

長生きをすれば誰もがいずれ認知症になるおそれがあります。しかし、日頃から足腰を鍛えたり、栄養をしっかりとることで心身の健康を保つことができるように、認知症も健康的な生活習慣などで認知症になりにくくしたり、なっても進行をゆるやかにすることができます。

予防のコツ

1 快刺激で笑顔に

  心地よい刺激や、笑うことにより、意欲をもたらす脳内物質(ドパミン)がたくさん放出されます。

2 コミュニケーションで安心

  社会との接触が失われると、認知機能の低下を促進させます。友人や家族などと楽しく過ごすことが大切です。

3 役割・日課をもつ

  人の役に立つことを日課に取り入れることで、生活を充実させ、認知機能を高めます。

4 ほめる、ほめられる

  ほめても、ほめられてもドパミンがたくさん放出されます。

生活習慣を見直してみましょう

1 体を動かそう

継続した運動習慣は、認知症予防に非常に有効とされています。運動は認知症のリスクを高める生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病など)の予防・改善にもつながり、気分転換やストレス解消にもなります。羽咋市では各地区で筋トレ教室が開催されています。仲間と一緒に楽しく体を動かしましょう。

2 バランスのとれた食事を摂ろう

「年をとったら粗食に」と誤った考え方をしている人は少なくないようです。実は筋肉が衰えていく高齢期こそ、栄養をしっかりとる必要があります。認知症予防のためには栄養バランスの良い食事が効果があると言われています。なるべく主食、主菜、副菜と具だくさんの味噌汁をとるようにしましょう。特にたんぱく質は筋力をつくる源になるので、肉、魚、卵、大豆製品などの主菜も3食とるように心がけましょう。

※腎臓病、糖尿病などの持病のある方は、食事のとり方については主治医の先生に相談してください。

3 お口の健康を保とう

抜けた歯をそのままにしていたり、義歯にしたからと口腔ケアをしないと、しっかり噛めなくなりやわらかいものばかりを食べるようになり、栄養の偏りが出てしまいます。

また、口腔内の微生物と糖尿病や心筋梗塞などの疾患との関係も明らかになっています。

歯磨きだけでなく、お口の体操もお勧めです。口、舌の筋肉を鍛えましょう。日頃からお口のケアをしっかりして、おいしく、しっかり噛んで食事をとり、健康な生活を続けましょう。

4 社会参加をしよう

閉じこもりは、要介護状態や認知症を招くリスクを高めます。外出の機会を増やすことで、転ばないように気をつけようとしたり、身だしなみを考えたり、また、人と交流することで適度な緊張感も生まれ、脳機能の活性化につながります。

この記事に関するお問い合わせ先

地域包括ケア推進室地域包括支援センター

〒925-8501
石川県羽咋市旭町ア200番地 庁舎1階
電話:0767-22-0202 ファクス:0767-22-3995

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