みんなで認知症の人を支えよう

更新日:2021年10月07日

認知症の人への2つの思い込み

1 認知症の人=何もわからない

認知症の人は自分でどこかおかしいと気づいています。そのことで不安に苦しみ、悩んで辛い思いをしています。周りの人が、認知症の人の不安な気持ちを感じ取り、サポートしてあげることが大切です。やさしく言葉をかけたり、手を貸したりする人が町中にいれば、認知症になっても安心して暮らしていくことができます。

 

2 認知症の人=何もできない

もの忘れなどの症状がある一方で、「うれしい」「悲しい」などの感情は豊かなままです。プライドもあります。昔のことをよく覚えていたり、編み物や縫物などの手芸や漬物づくり、楽器演奏など体で覚えていることはうまくできます。周囲がうまくサポートしながら、役割を持つことで症状が和らぐこともあります。

家族の方は…

 介護サービスを利用したり、認知症カフェを利用するなどして、情報を得たり相談しましょう。近隣からスムーズに協力を得るために、認知症の人が家族にいることについてなるべくオープンにするほうが良いでしょう。
 同居していない家族に対しては、近隣の方が気になる情報を伝えたいと思っても言いにくいものです。離れて暮らす家族は近隣の方に連絡先を伝え、日頃から連絡を取り合うようにしましょう。

地域では…

 日頃から挨拶や近所づきあいが大切です。何か気になることがあれば「どうしました?お手伝いしますよ。」「大変ですね、お互い様ですからお気遣いなく。」といった一言や手助けで、認知症の方や家族の気持ちはぐっと楽になります。

お店では…

 小銭を持っているのにいつも高額紙幣で支払う、同じ商品ばかり1日に何度も買う、だまって商品を持っていこうとするといった行動をとってしまうこともあります。状況によっては、家族と連絡をとるなど対応策を考えていきましょう。

認知症について、もっと詳しく知りたいときは!

 あなたのまちや職場、学校など10人以上のグループであれば、「認知症サポーター養成講座」を開催し、講師を派遣します。
 町内会などの地区の集まりなどで講座を開催しませんか。
 日時や場所などについては、グループの都合を考慮し調整いたします。個別の相談にも応じますので、お気軽にご連絡ください。詳しくは、下記の認知症サポーターになりませんかをご覧ください。

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地域包括ケア推進室地域包括支援センター

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