大手通信事業者や警察をかたり「逮捕状が出ている」と告げる詐欺に注意

更新日:2026年06月30日

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スマートフォンなどに[NTTドコモカスタマーセンター」などと大手通信事業者の名称をかたり、「電話料金が未納になっている」「このまま警察の緊急ホットラインにつなぎます」といった連絡があり、警察をかたる者に通話を転送され、「逮捕状が出ている」「示談交渉の事務処理費用がかかる」などと金銭の要求をされた事例が全国的に多く発生しています。

使用された名称

事業者の名称は、「NTTドコモカスタマーセンター」「NTTドコモインフォメーションセンター」です。実在する株式会社NTTドコモとは無関係です。

かたっていた警察の名称は、「○○府警察」「○○県警察」と複数です。いずれも行政機関と無関係です。

具体的な手口

1.自動音声ガイダンスを利用して料金が未納であるなどと説明。「確認するには〇番を押してください」「スマートフォンに不具合があり、2時間後に利用停止となります。心当たりがなければ〇番を押してください」と案内します。

2. 番号を押すと、担当者と名乗る者に電話がつながり、警察への届け出が必要などと説明してきます。担当者は、「偽造された○○様の運転免許証を使って契約された携帯電話機の本体の代金と通話料金を併せて○○万円が未納となっている。心当たりがありませんか」「あなたの携帯電話番号○○○-○○○○-○○○○から迷惑メールが発信されており、苦情が来ています」などと説明されます。

心当たりがないと伝えると、「心当たりがないのであれば。緊急被害届を出してほしい。このまま警察の緊急ホットラインにつなぎます」「あなたの名義で契約された携帯電話が悪用された可能性がある。被害届と無関係証明書を警察に出してもらいたい」など警察へ届出が必要のため、電話を転送するなどと説明されます。

偽警察が登場し、逮捕状が出ていると話す。そして・・・

転送を承諾すると、偽警察に転送されます。警察官担当は、電話はセキュリティ上問題があるため、LINEのビデオ通話を利用するよう誘導します。

言われるままに、ビデオ通話を行うと、偽の警察手帳を提示したり、無線のような音を流し、「詐欺犯人が、あなたから口座を買ったと言った」「あなた名義の番号で悪用された可能性がある」「特殊詐欺の主犯格があなたに報酬を払ったと言った」などと説明します。

さらに、偽の逮捕状を見せて「あなたに逮捕状が出ている」「詐欺に関わっているので逮捕に踏み切る」「マネーロンダニングの重要参考人である」などと犯罪に加担しているかのような説明をした上で、「守秘義務があるので他の人に話してはいけない」「情報を漏らすと特定秘密保護法違反で懲役〇年になる」などと口止めをします。

無実を証明するための調査費用を要求される

不安を感じた消費者に対し、「身の潔白を証明するために、1つの口座に預金を集めて全財産を送ること。一括で送金すれば1時間後に返金する」「訴訟になりそうなので急いで弁護士に依頼したほうがいいが、事務処理費用を一度負担する必要がある」などと潔白を証明するため、訴訟事務処理費用のためなどの名目で金銭を要求されます。

支払を承諾すると、偽警察からLINEビデオ通話のまま銀行へ向かうことや暗号資産による送金をするよう指示されます。その他にもコンビニでプリペイド電子マネーカードを購入するよう指示する事例もあります。

さらに、支払いを完了すると、偽警察から「裁判所に保釈申請のために〇〇万円を支払えば一時的に逮捕が猶予される」「さらに事務処理費用が〇〇万円かかる。金が無ければ消費者金融でローンを組めばよい」などと、再度金銭を要求されます。

消費者庁が確認した事実

実在するような名称や警察といった、あたかも実在する機関を名乗り、未納であるかの説明をした後に、犯罪に加担して逮捕されるような説明をされると、消費者は不安を覚え、金銭要求にこたえてしまうことがありました。

しかし実際には、事業者は存在せず、実在の機関とは全く関係がなく、逮捕状が出ているなどの内容は確認できません(消費者を欺く行為及び威迫して困惑させる目的です)

アドバイス

〇警察が捜査等の目的で金銭を要求することはありません。

また、警察がLINEのビデオ通話を指示することも、警察手帳や逮捕状を提示することも、マイナンバーカード情報、銀行口座情報を聞くことはありません。詐欺です!

〇不審な電話番号表示の電話は詐欺を疑う。

事例では、「+1」「+18」など国際電話からの着信でした。

近年、国際電話を利用した詐欺が急増中です。無視しましょう。

警察庁推奨アプリをスマホにインストールしましょう!最新のお知らせも受信できますので、新しい手口を知るにも最適です。

警察庁推奨アプリはこちらです。

〇「何か変だ」「何か違和感がある」と気づいたら、一度電話を切って誰かに相談

「誰にも言ってはいけない。守秘義務がある」「逮捕状が出ている」などの説明は。冷静な判断を奪い、行動を支配するためのものです。口止めされても家族や友人・知人若しくは消費生活センターや警察相談専用電話「#9110」に相談しましょう。

詐欺の方程式 還付金+ATM=詐欺。警察官+LINE=詐欺。ロマンス+投資話=詐欺

二重にかたる劇場型手口(PDFファイル:592.3KB)

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