消費生活トラブル事例 PC向け
更新日:2024年05月02日
投資詐欺の手口はSNSをきっかけ
【手口】SNSや動画サイトの広告で勧誘します。1.テレビで見かける経済人の画像を使って無料勉強会に参加しませんか。2.株成功体験本を無料提供します等「無料」を強調しています。
会員制SNSグループに勧誘します。そこには成功体験者・女性初心者、先生と称するリーダーも登場。やりとりを続けると信頼感を覚えてしまうものです。
グループ内に利益が出ない人も登場し本物感を演出します。アプリのマイページで試しに少額を入金するとすぐ利益が出ます。その利益は引き出すことができます。これで本物だと信じる人がいます。入金先金融機関や振込先を次々変更するのが特徴です。これは、金融機関を絞り込ませない詐欺集団のテクニックです。次々入金していくとアプリ上では数倍の利益が出たと表示されます。利益を確保しようとするとエラーが発生したとか出金には手数料が必要とか理由をつけて追加入金を要求してきます。この時点でおかしいと気づく方も多いです。
【対処】アプリ内の利益は見せかけのものです。投資の前に金融庁のサイトで会社(グループ)が登録されているか確認してください。無登録の場合は、投資してはいけません。個人の口座に振り込ませるのは全て詐欺です。
還付金詐欺の特徴
市役所職員と名乗り、「介護保険の還付金があります」と電話がかかってきたが本当だろうか? 全国的になぜか多い「60代女性の被害者」
【手口】「介護福祉課の○○です。介護保険料の還付金が5年間分発生しています。物価高騰対策として、国が制度の見直しをしたため5年分2万3千600円の還付となります」ともっともらしい説明をしてきます。「今日なら金額を振込めます。取引の金融機関名を教えてください。」との電話が市内でかかってきています。金融機関名を答えると「15分後にその金融機関から電話が折り返しかかってきます。」と説明します。その後。金融機関を騙る別の人が電話をかけてきます。ATMの操作に慣れていないと答えると携帯電話を持って行ってください。携帯電話に操作手順を指示しますと誘導します。詐欺集団はいろんな役者を用意した演出をします。
【対処1】電話で「還付金があります」は詐欺です! このような電話を市役所が一方的にすることは絶対にありません。市役所では封書でご案内をしています。お金がもらえると言われたら少し冷静になってみましょう!
【対処2】相手の身分をしっかり確認してください。 市役所がATMを利用したお金の返金や、預金残高を聞いたりすることは絶対にありません。
【対処3】相手に「家族の者は仕事に行っている」とか「年齢や家族構成、預金残高を教える」と、別の被害に遭うおそれが生じます。「家族と相談して折り返し電話しますから、電話番号と担当者を教えてください。」と毅然と言って電話を切りましょう。その後で警察や消費生活センターに報告しましょう。
【対応】 ATMという言葉が出たら『詐欺』です!市役所からの入金は登録済の口座に一方的に振込しますので、市民の方に操作をお願いすることは絶対にありません。還付金+ATM=詐欺 です。
ATMの「振り込む」というボタンは、支払うという意味です。高齢者が被害に遭う背景に、ATMでの文化に慣れていないことも影響ありそうですね!
トラブル事例解説
被災地へ不用品を送りませんかと騙り貴金属を訪問買取するトラブル 3月27日更新
【手口】「被災地へ使っていない生活用品を送り支援しませんか。買い取ります。」というリサイクルショップを名乗る電話勧誘があった。未使用の下着や洋服があったので支援と少しでも売れればよいと思い、自宅に来てもらった。数百円で買い取ってもらったが、他の物は無いかと宅内に上がった。貴金属も買い取るので、見せてくださいと強く言われた。少し怖くなり売る気は無かったが、結局2万円で買い取ってもらった。しかし、やはり売りたくはなかったどうしたら良いだろうか。
【対策】訪問して購入する同様のトラブルが増えています。宅内には上げないことが大事です。貴金属は納得できる業者に十分な説明を受けてから売りましょう。この事例ではクーリング・オフの可能性があります。消費生活センターにすぐに相談しましょう。契約してからクーリング・オフできるまでの期間には制限があります。
「NTTファイナンス」「NTT」をかたる自動音声や国際電話番号等を用いる架空の利用料金請求を行う事業者に注意! 6月17日修正更新
【手口1】「NTTファイナンス」や「NTT」の名称をかたり、国際電話番号等からの自動音声ガイダンスやSMSによるメッセージで、「未納料金があります」などと何らかの料金が未納であるかのように告げます。ガイダンスの案内とおりに操作したり、指定の番号に折り返すと、会員サイトやアプリの利用料名目で「支払われていない」「ここままだと裁判になる」などと説明され、プリペイド型電子マネーによる支払いを請求された。
【手口2】宅配事業者の名前をかたり、商品の再配達を希望する場合はログインしてくださいとSMSに届いた。通販サイトで注文した時期と一致すると騙されやすいです。本文中のURLからID・パスワード、クレジット番号、アプリのダウンロードをさせようとします。
【対処1】NTTファイナンスやNTTが個別の会員サイトの未納の料金を電話で請求することはありません。相手にせず無視しましょう。「電子マネーの裏面のID番号を教えろ」は典型的な詐欺の手口です。絶対に応じないでください。
【対処2】いったん間をおいて、NTTファイナンスやNTTの連絡先等を自分で調べて問合せしたり、公式ウェブサイトに注意喚起が掲載されていないか確認しましょう。。
【対処3】発信番号が国外からのものは無視する。
【対策1】フィッシングサイトにアクセスしたと気づいたら、ID・パスワード、クレジット番号は絶対に入力しない。
フィッシングサイト上のアプリをダウンロードしない。Andoroidスマホでは、安易にインストールを許可しないようにしてください。
【対策2】フィッシングサイトに情報を入力してしまったら、同じID・パスワード等を使い回しているサービスを含め、すぐに変更する。クレジットカード会社や金融機関などに連絡する。
【対策3】携帯電話の場合は、発信者の受信拒否を設定する。固定電話で海外との連絡が不要な方は、国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)で登録して受信拒否をする。
パソコンに表示されたウイルスセキュリティ画面 5月28日更新
【手口】パソコンでサイトを閲覧していると、いきなり「ウイルスを検出した」とマイクロソフト社のロゴのある「セキュリティセンター警告」が表示され、けたたましい警告音とともに、次々「今すぐ対応しないと個人情報が流出する」「無視すると被害が出る」「放置すると通報されてパソコンが使えなくなる」など切迫感を与える画面が出てきます。これは動揺させ焦らせて電話をかけさせる手口です。電話をかけるとマイクロソフト社の偽造社員証を表示し、「無料で調査する」ためと称しアプリのダウンロードを指示されます。このアプリ自体は一般的に使用される遠隔操作ソフトです。点検すると称しシステム関連画面を遠隔操作して表示します。一般にはこの画面を見たことがある人はおりません。どのパソコンでもいくつか「エラー」と表示されるものですが、使用に影響となるものはありません。次に「エラー」を修復するには有料のサポート契約が必要と誘導されます。代金の支払いには電子マネーをコンビニで買ってきてとの誘導が多いです。言葉巧みにコンビニ往復時間を聞いてきたり、パソコンの電源は切らないようにと相手の反応を見ながら指示してきます。
新しい手口では、修正をわずか100円で行うのでネットバンキングで支払いくださいと誘導させ、利用者が油断した隙に遠隔ソフトを利用し0を追加して100万円を振り込ませた事例も確認されています。
【対処1】表示された警告画面を閉じることで終了です。閉じるための×が見当たらない場合は以下の、ア、イまたはウを実施します。ア:Alt+F4を押し×でブラウザーを閉じる イ:ESCを3秒程度長押しして表示された×で閲覧ソフトを閉じる ウ:Ctrl+Alt+Deleteでパソコンを再起動する と画面が消えます。後は今までとおり使用できます。再起動をしても偽警告画面が再表示される場合は、閲覧ソフトの「キャッシュ」をクリアする方法があります。閲覧ソフトによって操作が異なるので手順を確認してください。
【対処2】遠隔操作ソフトをインストールしてしまった場合は、アンインストールして削除してください。アンインストールしても何らかの悪影響が残っている可能性があります。より安全な対処として「システムの復元」を行い、インストールする前の状態に戻すことをお勧めします。 システムの復元が実行できない場合は初期化をお勧めします。
被害合わないための対策 まずは冷静に!
【対策1】警告画面の電話番号に電話をかけない。
【対策2】遠隔操作ソフトやセキュリティソフトはダウンロードもインストールもしない
【対策3】電話をかけてしまったら、不審な相手から着信の可能性があるため、拒否する。パソコンの買い替えや電話番号の変更は必要ありません。
偽警告画面が表示されることを防ぐことはできません。外国やアダルトサイトに比較的多いようです。サイトは広告費用で運営するための広告枠を利用しています。落ち着いて対処してください。偽警告の広告が出ていると考えれば気が楽になりますね。
簡単に稼げるという副業に注意。20代は特に注意! 5月28日
「副業 簡単 稼げる」と検索すると多くのサイトが表示されます。1日10分の簡単作業、準備はスマホだけ!
【手口1】副業ランキングサイトから簡単に稼げるマニュアルを申し込んだ。怪しいと思い、マニュアルが届く前にキャンセルを申し込んだところマニュアル代34万円を請求された。
【手口2】簡単にもうかるという広告からマニュアルを購入した。「有料プランに入らなければもうからない」と言われ、数十万円のサポートプランを契約した。その後事業者と連絡が取れなくなった。
【対策】勧誘文句だけを信じて契約(登録)すると電子書籍代、マニュアル代、サポート費用と称して料金を請求されます。単純作業でもうかる副業は無いと思います!もうかる仕組みは理解できていますか?もうけるためには何をしないといけないか理解できない場合は誘惑に乗らないことが必要です。この手口のトラブルは社会経験が少ない若者世代が多い傾向にあります。
あなたの保険金が狙われています!
火災保険・地震保険の請求を訪問、インターネット広告、SNS等で勧誘する業者とのトラブルが急増しています
【手口1】「うちがサポートすると平均100万円は皆さんもらっていますよ。支払われた保険金の使い道は自由です」と甘い言葉で勧誘してきます。
サポートの手数料を請求されます。その結果、残りの金額では修理できなくなります。
【手口2】「被害診断から保険金の請求まで全てこちらにお任せください」と勧誘してきます。
うその理由で保険金請求すると詐欺に該当することがあります。保険金請求のためにわざと屋根を破壊する業者も存在します。
【対策】保険金の請求はご自身で簡単に行うことができます。手数料はかかりません。保険会社・代理店にご連絡ください。 全国から寄せられたトラブルでは70歳以上の相談が約半数を占めています。
【相談先】業者とのトラブル相談:0120-309-444(保険金に関する災害便乗商法相談ダイヤル)
損害保険金相談:0570-022808(そんぽADRセンター)
被災地域は特に注意!災害後の住宅修理トラブル(国民生活センター)2023年7月13日更新
- この記事に関するお問い合わせ先
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羽咋市消費生活センター(商工観光課内)
〒925-8501
石川県羽咋市旭町ア200番地 庁舎2階
電話:0767-22-5941(直通) ファクス:0767-22-7195
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