令和6年能登半島地震災害初期対応検証報告書
更新日:2025年04月14日
令和6年能登半島地震の影響により、本市では最大震度5強を観測するとともに、大津波警報の発表を受け、災害対策本部を設置し、直ちに避難指示の発令と避難所開設を指示し、避難者を受け入れました。また、主要道路などでは、多くの交通渋滞と通行止め、JR七尾線の運休など、避難行動に支障をきたしました。
この地震で道路や側溝の損傷、地盤沈下や隆起などにより、道路の崩壊、上水道の断水、下水道マンホールなどが隆起沈下で損壊し、市民生活に大きな影響が生じました。
本市では、災害対策本部を設置し、応急対策に全力で取り組みましたが、被害情報の収集については、発生時が夕刻であり夜になるにつれ、どの地域で大きな被害が出ているのか情報を迅速に把握できず、庁内の情報共有にも時間を要したほか、避難所の開設などで課題が発生しました。このような状況を踏まえ、本市では災害初期対応について、全庁的に課題の整理を行うとともに、改善に向けた取組として検証することで、本市の災害対応の強化を図ることにより、いつ発生するかわからない災害に備えていくための検証を行いました。
この検証結果を踏まえ、今後の防災体制強化のための基礎資料とし、羽咋市地域防災計画や避難所マニュアルなど各種マニュアルの見直しを進めます。