市長の日記 3(2024.6)

更新日:2024年05月28日

市長の日記 3

能登半島地震の状況は奥能登を中心にテレビ放送や新聞報道がなされました。羽咋市の被害状況が取り上げられることが少ないので、羽咋市は被害がなくてよかったですねと言われることがあります。いいえ、決してそうではありません。全壊棟数65件を含む3,377件もの住家被害があります。(5月12日現在)また羽咋市は、液状化による家屋や宅地の損傷が大きいのです。特に大川町の桜が丘、北新、本町・的場町、御坊山町や松ケ下町、島出町や千里浜町の一部の広い範囲で液状化が起きました。
これらの地域では、土地の不同沈下などで家屋が傾斜しています。また、家の中は外見より大きな損傷を受けていて、深刻な被害を受けた方が多くおいでになります。問題なのは現時点では個人の方に対して液状化の対策や傾斜した家屋、擁壁の補修にかかる十分
な補助制度がないことです。
過去の地震で国の補助の対象にならない費用は、復興基金で対応してきています。このことから早い段階で国や県に対し復興基金の創設を要望してきました。馳知事からは要望に対し、直近の熊本地震で創設された復興基金の支援以上を検討したいと前向きな返事をいただきました。
しかし、県が復興基金を創設しても全てが補てんされるわけではありません。個人の負担が大きくなることが想定されることから、復興基金で賄えない部分は市がさらなる支援措置を講じます。支援制度が決定した段階で、説明会の開催や広報などを通じて皆さまにお知らせします。

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