市長の日記 2(2024.5)
更新日:2024年04月25日
市長の日記 2
地震が発生した翌日、市役所に避難された方々は津波の心配もなくなり、順次戻られていきます。一方で、道路の亀裂や陥没、マンホールの浮き上がりなど大きな被害の状況が続々と入ってきます。ライフラインでは停電は起きなかったものの、県水の送水管損傷により受水が停止し、断水となりました。直ぐに県水の供給が始まりましたが、市内の水道管が損傷している恐れがあるため、全地域を一気に通水することができません。
最初に、配水場に近い粟ノ保地区から通水します。そして漏水箇所を修理し、隣接する千里浜地区、富永地区、羽咋地区と順次通水しながら、破損箇所の修理区域を広げていきます。ところが上水道と下水道の被害調査を進めていくと大川町北新地内で浄化センターへ送る下水道管が大きく破損していることが判明しました。
この下水道管は羽咋川より北側の下水道を一手に受けています。下水道管は地下5mに埋設されていて直ぐに修理することができません。断水が解消しても水を流すことができないのです。このときはどのように対応すればいいのか本当に困ってしまいました。
対策を考えているうちに国土交通省の職員からマンホールから浄化センターまで仮設管を設置すればいいと助言を受けたときは、光明が差す思いでした。仮設管ができるまで用意していただいた強力吸引車で汚水を吸引し、処理場までの搬送が始まります。
仮設管が設置されるまで24時間体制で対応していただきました。水道の復旧は菱分町の液状化で修理に手間取り、ここを通って給水する本江町、余喜地区そして大川町での下水道対策などで全地区に通水できたのは2月2日でした。約1月余り上下水道管の復旧に対応していただいた関係者の方々や、断水でご不便をおかけした市民の皆さまのご協力に感謝申し上げます。
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