市長の日記 1(2024.4)

更新日:2024年03月26日

市長の日記 1

令和6年度が始まりました。今年の元旦に起きた能登半島地震では本市にも甚大な被害をもたらしました。被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

地震後約3か月が経ちますが、当日を振り返ってみました。午後4時ごろ、妙成寺の本堂で参拝し、貫主さんにお会いに行こうとしたとき、最初の地震がありました。その時、羽咋市は震度2でした。庫裏の前で貫主さんが出ておいでて、挨拶しようとした午後4時10分。先ほどの地震と比べものにならない、今までに経験のしたことのない大きな揺れが襲ってきました。建物の土壁はパラパラと落ちてきて、参拝者は立ってはいられません。大変な事態と考え、市役所へ向かいます。途中農免道路では、すれ違う車数台が国立能登青少年交流の家へ上っていきます。

西北台小学校の前へ来ると高台へ避難する車が上がってきて混雑していました。なんとか国道に出ますが猫の目交差点の手前で渋滞して前へ進めません。柳田の旧道へ迂回して釜谷踏切を渡りました。この判断は良かったようです。釜屋町の中を抜けて大川町への道を選んでいたら道路が被害を受けていて行くことができませんでした。

羽咋高校横の交差点から市役所へ向かいますが、跨線橋は市役所へ避難する車で一杯でした。庁舎内に到着した時は、既に数名の職員が登庁していました。そして午後4時30分に羽咋市災害対策本部が立ち上がり、災害対策が始まりました。大津波警報が出たこともあり、多くの市民の方が続々と海抜14.6mの庁舎へ避難されてきます。当日は約千人の方が避難されてきて廊下は満杯になり、議場や会議室など全ての空き室を開放し、備蓄してあった毛布などを提供しました。皆さんは不安で眠れない一夜を過ごされたと思います。

▶来月号へつづく

 

 

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