市長の羽咋めぐり 27(2023.6)

更新日:2023年05月25日

折口父子・碑めぐり

市長の羽咋めぐり

27

この秋、いしかわ百万石文化祭2023が開催され、羽咋市で折口(おりくち)信夫(しのぶ)をテーマに大会イベントを行います。それにちなんで折口父子記念会が「折口父子・碑めぐりマップ」を作成しました。マップには寺家町を中心に折口父子に関連する句碑など6か所が紹介されています。まず、最初は気多大社鳥居の左手にある折口父子の歌碑です。折口信夫と藤井(ふじい)春(はる)洋(み)の歌碑が2つの石に刻まれています。次に正覚院の前を通り、案内板に従っていらずの森の外周道路を歩きます。石道を上りきったところ左手に折口信夫博士の句碑の案内板があります。句碑横には新しい説明版が作られていました。そこから下り坂の正面に昭和堤が見えます。外周路を抜けて能登青少年交流の家へ行く道に出ると右手の竹の塀に大社焼の看板が掛かっています。マップでは折口信夫の自筆陶器が紹介されていますが、國學院大學所蔵資料となっています。大社焼で信夫直筆の皿を見せていただきました。「やまびとは ろくろひきつゝ あやしまず わがつくいきの 大きいといきを」と書かれています。大社焼から坂道を下り左手に曲がると角地に板塀に囲まれた春洋の生家藤井家があります。藤井家の庭に信夫の歌碑がありますが、個人宅のため非公開となっています。藤井家の門前をさらに下っていくと突き当りのすぐ右手に県指定文化財「随身門」が建っています。随身門は歌集「(たづ)()()」の折口春洋の歌に詠われています。随身門と反対に左に曲がり、国道を横断してそのまま道なりに進むと折口父子の墓に到着します。信夫は春洋を養子にしましたが、春洋の戦死により昭和24年に墓が建てられました。以上がマップで紹介されています。この機会に是非折口父子ゆかりの地を巡ってみてください。マップでは総距離1.8km、徒歩約30分とありますがもう少し余裕を持ったほうがいいでしょう。

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