市長の羽咋めぐり 13(2022.3)

更新日:2022年03月01日

四辻の地蔵

市長の羽咋めぐり

13

新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロンによって爆発的に感染が広がっています。日常生活や行動にも制限がかかり、経済にも大きな影響が出ています。早くコロナウイルスを封じ込め、収束を願うものです。

以前永光寺へ行く道の途中で見た庚申塔は、病魔を払い除くために建てられたそうですが、羽咋地区でも昔、疫病がまん延したとき、疫病を抑えるため四辻地蔵が建立されたという話を聞いたので、行ってくることにしました。

四辻は道が交差するところですが、昔は村の外れの四辻に建立されたそうです。人が出入りする場所に建立し疫病が広がらないことをお願いする、いわゆる水際作戦でしょうか。

今ある場所は昔と違っているかもしれませんが、1つ目は中央町にあります。羽咋中学校の信号から中学校に向かう道のすぐに左手にあります。2つ目は同じく中央町で、羽咋消防署の交差点から護国寺へ入る道の右手にあります。3つ目は旭町の稲荷神社の四つ角にあります。4つ目は本町にある山出稲荷神社の前にあります。

山出稲荷神社の説明板があり、神社はもともと川原町にある石城別命(いわきわけのみこと)の古墳の上にあり、古墳が陵墓参考地として認定されたことでここに移築したとのことです。

改めて羽咋神社へ行き大谷塚の説明看板を読んでみると観音塚と言うのは陵墓御治定まで羽咋の開発土豪一族の稲荷神社があったと記されています。そして5つ目は大川会館の斜め右前にありました。

5か所のお地蔵さんにコロナが収まるようお願いしましたが、今のようにワクチンがなかった昔は、ただ、お地蔵さんにお願いするしかなかったのでしょう。

 

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