蚊媒介感染症について

更新日:2023年06月14日

蚊媒介感染症とは

蚊媒介感染症とは、ウイルスをもった蚊を介して感染する感染症のことです。

感染した人の血を吸った蚊が他の人を刺すことで感染が拡がります。

蚊媒介感染症には、デング熱やチクングニア熱、ジカウイルス感染症、ウエストナイル熱、日本脳炎、マラリアなどがありますが、現在、国内で感染が広がる恐れがあるのは、国内で広く分布するヒトスジシマカが媒介するデング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症といわれています。

蚊に注意しましょう

蚊が発生しやすい場所で活動したり、デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症の流行地に渡航する際には、蚊に刺されないように注意しましょう。

「ヒトスジシマカ」の活動時期は、5月中旬から10月下旬と言われています。海外旅行時だけでなく、日頃から蚊に刺されない、蚊を増やさないようにすることが大切です。

蚊にさされないためのポイント

【屋外】(ヤブや木陰など蚊が発生しやすい場所で活動する場合)

●長袖・長ズボンを着用し、肌を露出しないようにしましょう。
●素足でのサンダル履きは避けましょう。
●ディート(DEET)を含む虫除け剤や蚊取り線香を使用しましょう。    

【屋内】

●蚊の侵入を防ぐために、扉の開閉を減らし、網戸を使用しましょう。

蚊を減らすポイント

水中に生息する幼虫(ボウフラ)を退治することが最も有効です。幼虫は植木鉢の受け皿や空き缶・ペットボトルに溜まった水等小さな水たまりに発生しますので、水たまりができないように注意しましょう。
また、雑草は定期的に刈り取り、蚊の住み場所を除去しましょう。

海外へ渡航される方へ

海外の流行地域へ出かける際は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意しましょう。
流行地域からからの帰国者は、症状の有無にかかわらず、虫よけ剤の使用など蚊に刺されないための対策を少なくとも2週間程度は特に注意を払って行うことを推奨します。

デング熱について

デングウイルスに感染した人の血を吸った蚊が他の人を刺すことで感染します。ヒトからヒトに直接感染する病気ではありません。

・潜伏期間:2~14日
・症状:突然の高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、発疹など
・流行地:熱帯・亜熱帯地域(アジア、オセアニア、アフリカ、中南米、中東)、最も日本に近い流行地は台湾

ジカウイルス感染症について

ジカウイルスに感染した人の血を吸った蚊が他の人を刺すことで感染します。基本的に、感染したヒトからヒトに直接感染する病気ではありませんが、性行為によって感染する場合があります。

・潜伏期間:2~12日
・症状:軽度の発熱、発疹、関節痛、筋肉痛、頭痛
・流行地:アフリカ、中南米、東南アジア、西太平洋地域等

(注意)妊婦及び妊娠の可能性がある人

    妊娠中にジカウイルスに感染すると胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあります。
    妊婦の方は、流行地への渡航は控えましょう。
    性行為感染及び母体から胎児への感染リスクを考慮し、流行地域の滞在中及び帰国後は少なくとも6か月間は症状の有無にかかわらず、性行為の際にはコンドームを使用するか、性行為を控えることが推奨されています。

ジカウイルス感染症に関するQ&A(厚生労働省)

ジカウイルス感染症の流行地域(厚生労働省)

チクングニア熱について

チクングニアウイルスに感染した人の血を吸った蚊が他の人を刺すことで感染します。ヒトからヒトに直接感染する病気ではありません。

・潜伏期間:2~12日
・症状:発熱、関節痛、発疹など
・流行地:アジア、アフリカの熱帯・亜熱帯、中南米等

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉課健康推進係

〒925-8501
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電話:0767-22-1115 ファクス:0767-22-3995

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