全日本相撲選手権大会で準Vの深井拓斗くんを直撃インタビュー(平成28年度)

更新日:2019年01月10日

羽咋市民の応援を力とし、結果を出したい!

全日本相撲選手権大会の土俵上で深井拓斗くんが相手を投げ飛ばしている写真

土俵上で勝ち星をあげる深井くん(全日本相撲選手権大会)

千里浜レストハウスで羽咋道場の後輩、篠田裕之くんから花束贈呈される深井君の写真

羽咋道場の後輩、篠田裕之くんが花束贈呈(千里浜レストハウス)

室内でインタビューを受け、笑顔になっている深井君の写真

笑顔で取材に応じてくれた深井くん

昨年12月4日に両国国技館で開催された全日本相撲選手権大会で準優勝を飾り、1月28日に羽咋市体育協会から最優秀選手としてコスモアイル羽咋で表彰を受けた深井拓斗くん(吉崎町出身)。同日、千里浜レストハウスで“深井拓斗君を祝う会”が開かれ、市相撲連盟役員ら30人が深井くんを祝福し、橋本俊一会長らが激励の言葉を送りました。 深井くんの現在の心境や状態、これからの相撲道などについて聞くことができたので、ご紹介させていただきます。

いつから相撲をやっている?

深井くん:元々は遊びでやっていましたが、小学校2年の時に平野潤弥さん(現瑞穂小相撲指導)から「羽咋道場で練習してみないか」と言われたのをきっかけに本格的に週一回の稽古を始めました。

その後、唐戸山相撲場で毎年開かれている“こども相撲大会”で小学3年、4年、6年で優勝したが、真剣に強くなろうと思ったのは、いつから?

深井くん:中学生になってからです。でも、中学校では、たくさんの強い先輩たちと出会い、「こんなに強くなれるのか」と自信がなくなったこともありました。体を大きくし、一生懸命、練習に励んだおかげで実力をつけることができたと思います。

中学3年生の時、全国中学校選手権大会で優勝し、中学生横綱となることができ、“まさか自分が”と思いましたが、その時に“これからは、自分は相撲の道を歩んでいくんだ”と決心しました。

アマチュア相撲の最高峰である全日本相撲選手権大会(4年前には、当時、日大4年生の遠藤関が優勝している)で準優勝し、どんな風に受け止めている?

深井くん:正直、決勝の舞台まで進むことができたのに、優勝できなかったのは悔しいです。しかし、このような大舞台で実力が出せて“できすぎ”だとも思っています。現時点では優勝できなかったですが、今年はもっと力をつけ、優勝したいと思います。

強さの秘訣は?

深井くん:自分としては、人一倍、稽古を積んでいるのが強さにつながっていると思っています。相撲で強くなるためには、特に“技術”、“瞬発力”、“重心の低さ”の3つが大切です。今は、瞬発力を高めるために、普段の練習のほかにもバーベルを使ったスクワットを自主的に行っています。また、一気に攻める“突き出し”が得意なので、さらに磨きをかけたいと思います。ただ、いつも大会が終わると気が緩んで調子を落としてしまうので、次回、4月に予定されている大会に向けて、しっかりと調整していきたいと思います。

大相撲(プロの世界)を目指すつもりでいる?

深井くん:今は考えないようにしています。大学4年間の相撲に集中していくつもりです。最終的に結果がついてきた時に考えたいと思っています。

歴史ある唐戸山神事相撲を支え、相撲を愛している羽咋市民の皆さんが今回、準優勝したことで深井くんに大きな期待を寄せ、応援している。どう感じている?

深井くん:応援していただけるからには、結果を出さなければならないと思っています。プレッシャーもありますが、すごく励みになり、感謝しています。自分が結果を出すことで皆さんが喜んでいただけることがうれしいです。

 

【深井拓斗くん:19歳、吉崎町出身・東洋大1年(身長180センチ、体重140キロ)

羽咋市瑞穂小、金沢市鳴和中、金沢工業高校を卒業し、東洋大に進学】

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