フレンチビストロ&カフェ夢喰庵の橋田夫妻が食の安全性を追求(平成28年度)

更新日:2019年01月10日

~自然栽培の野菜をメニューに取り入れられないか模索~

枡田一洋さん(右)の農地を見せてもらう橋田夫妻の写真

枡田一洋さん(右)の農地を見せてもらう橋田夫妻

屋後浩幸さん(右)と対談する橋田夫妻の写真

屋後浩幸さん(右)と対談する橋田夫妻

お子さんも自然栽培のにんじんを持って、記念撮影の写真

お子さんも自然栽培のにんじんを持って、記念撮影

 12月5日、世界的に有名な“ミシュランガイド”、“ゴー・ミヨ”でも取り上げられたフレンチビストロ&カフェ夢喰庵(四柳町)のシェフ橋田祐亮さん、香南子さん夫妻が菅池町にある自然栽培農地を訪ねました。

 橋田夫妻は、菅池町で自然栽培を8年間続けている枡田一洋さんの農地を見てまわり、「東日本大震災があって、自身も子どもを持ち、安全・安心な食を考えるようになりました。自分たちのレストランでも、ぜひ、自然栽培の野菜を使ってみたいと思っています。ただ、リーズナブルにフレンチを楽しんでほしいので、価格設定は変えたくないんです」と伝えると、枡田さんが「自然栽培は、その環境や作り手の個性がしっかりと味になって出ます。価格も思いのほか高くないですよ」と応じ、自然栽培の特徴を説明。

 続いて、枡田さんと同じく菅池町で自然栽培を行っている屋後浩幸さんの農地も訪れ、「なかなか地元だけで販売先を確保していくのは難しい。収量も少ないですし、販売面の課題があります」との屋後さんからの話を聞いて、生産者の現状を確認することができた橋田夫妻。

 枡田さん、屋後さんとの対談の中で、橋田夫妻は「羽咋ブランドを立ち上げたいとの思いは、私たちも自然栽培農家の方々と同じ。しかし、自然栽培の野菜は、市内の一部でしか取り扱っていないのが現状です。今後、もっともっと認知度が高まれば、担い手や収量も増え、地元での需要と供給のバランスが確立されるはず」と話し、その普及に期待を寄せました。

 羽咋市が“自然栽培の聖地化”を目指すにあたって、地元のレストラン、料理店と自然栽培農家とのつながりはなくてはならないもの。

 たった1年半で一大ブランドを築き上げた橋田夫妻と自然栽培農家とのつながりができたことで、また一つ、羽咋市に自然栽培普及のための大きな発信力が生まれるものと期待が膨らみます。

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