折口信夫(しのぶ)博士へ思いはせる(平成28年度)

更新日:2019年01月10日

~折口文学市民公開講座~

折口博士が久高島を訪れて理論づけた研究成果について説明する小川教授

折口博士が久高島を訪れて理論づけた研究成果について説明する小川教授

折口博士の墓前で詩を読み上げる岡野名誉教授

折口博士の墓前で詩を読み上げる岡野名誉教授

戦争が折口文学に及ぼした影響について伝える岡野名誉教授

戦争が折口文学に及ぼした影響について伝える岡野名誉教授

 9月2日、3日に羽咋市ゆかりの民俗学・国文学者である折口信夫博士(釋迢空(しゃくちょうくう))の功績をしのび、コスモアイル羽咋で市民公開講座が開催されました。

 2日は、国學院大學文学部教授の小川直之氏が講義し、「折口博士の古代文学理論は、沖縄なくして語ることはできない」と述べ、沖縄県の久高島に伝わる祭祀儀礼“イザイホー”から博士が導いた古代日本に通じる女性信仰の考え方を説明。

 3日は、博士と晩年を過ごした同大学名誉教授の岡野弘彦氏が一ノ宮町にある博士の墓を参拝後、記念講演を行い、「戦争を体験したことが、自身の文学観を力強くするきっかけとなった」と折口文学に及ぼした戦争の影響について語りました。

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