学校給食共同調理場

更新日:2023年12月18日

子どもたちの”おいしい笑顔”のために

羽咋小学校に隣接し、市内小学校5校、中学校2校の児童生徒に学校給食を提供しています。

また、給食を提供するに当たっては、おいしい給食であることはもちろんのこと、食品事故を起こさないための安全管理にも十分に注意し、安全安心な学校給食の充実に取り組みます。

<学校給食の7つの目標>
1.適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。
2.日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。
3.学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。
4.食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであるということについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
5.食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと。
6.我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。
7.食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。

調理場外観

施設の特徴                                                              

                                                                                       

●ドライシステムの厨房

ドライシステム化により調理場の床を乾いた状態で使用し、床からの跳ね水による二次汚染の防止や、細菌の増殖を防止するドライ専用調理機材並びにエアシャワー、自動水栓を設置するなど衛生的な方式を取り入れています。

●自動洗浄システム

食器・トレー供給装置、食器整理装置等のシステム食器・トレー洗浄機を導入し、清潔で効率的に洗浄作業を行っています。

●消毒保管システム

食器消毒保管機で、洗浄後の食器や器具類をコンテナに詰めたまま消毒保管をする等、作業能率の向上を図ります。

●空気調和システム

冷温水発生機により調理場内は一定温度に管理され、年間を通じ作業の快適性にも配慮しています。

調理室写真

蒸気釜

下処理室

下処理室

食器洗浄機

食器洗浄機

食缶洗浄機

食缶洗浄機

器具の消毒保管庫

器具消毒保管庫

コンテナの消毒保管庫

コンテナ消毒保管庫

調理場見取り図

給食ができるまで

野菜の下処理や調理、配缶など給食が出来上がるまでの作業の様子を一部ご紹介します。

下処理

下処理作業の様子 ~流し水で3回洗う~

野菜や果物などに「虫がいないか」、「傷みがないか」をチェックします。

学校給食では、何種類もの野菜を使用しています。但し、新鮮でおいしい野菜には、虫が発生することもあります。

それら異物の混入を防ぐためにひとつひとつ丁寧にチェックしていきます。

その後、3台の水槽を使用し流し水で順繰りに洗い、泥などの汚れもしっかり落とします。

調理作業の様子

○材料を切る  ~大きさをそろえる~


じゃがいもやかぼちゃは、包丁を使って手作業で切ります。たまねぎやにんじん、葉物などはスライサーでカットします。大きさをそろえることでむらなく加熱し、煮くずれを防ぎ、見た目もきれいに仕上げることができるからです。

野菜カット
スライサー

○主菜・副菜・汁物を作る ~温度を測る・記録する~

給食では、食中毒を防ぐために、確実に熱を通す作業と、冷やす作業を行います。食材をゆでる時や、あたたかいメニューの給食を仕上げる時は温度計を食材の中心に刺して、「85度以上の温度が90秒以上維持」されていることを確認します。加熱ムラがないように3か所測定し、その温度を記録します。

 

あえ物など冷たいメニューに関しては、食材を「20℃以下」まで冷やし、その温度を確認・記録します。

提供する直前に和えるようにしています。羽咋小学校以外の学校は距離も遠いので、食缶に入れたあとは、冷たいものは冷たいまま維持して提供できるように保冷剤をつけています。

汁物の温度測定
あえ物温度の記録

 

*肉や魚を焼くときには、スチームコンベクションオーブンを使います。この機械を使えば、食材がパサつかず、うま味を残したまま仕上げることができます。

*揚げ物は、フライヤーという機械で揚げます。時間と温度を設定し、ベルトコンベアーで流すので、効率的に作業を進めることができます。サクサクでおいしい揚げ物に仕上げることができます。

スチームコンベクションオーブン

スチームコンベクションオーブン

フライヤー

フライヤー

カレーの鍋

カレーを煮込み中!!

こげないように、ずっと混ぜ続けています。良い香りが漂ってきます。

 

*調理室には、大きな釜(約500人分)が4つあり、みそ汁やスープなどの汁物や子どもたちに大人気のカレー、煮物などを作っています。大量の材料を混ぜるので、とても力のいる大変な作業ですが、子どもたちにおいしい給食を届けるために、頑張っています!

○仕上げ ~使い捨て手袋をつける~

各学校のクラスごとに重さを測って配缶します。食品に触れる作業は、素手では触りません。必ず使い捨ての手袋をつけます。直接食材に手を触れると、食中毒を引き起こす細菌やウイルスを感染させてしまう恐れがあるからです。調理室では、食材から目立つよう青色の手袋を使っています。

和え物配缶

和え物の配缶

汁物配缶

汁物の配缶

配送車

○配送  ~子どもたちのもとへ~

トラックにコンテナを積み込んで、出発です!羽咋小学校以外の小学校4校と中学校2校には、給食と食器をコンテナに入れ、トラックで学校に届けます。(トラックは全部で3台あります。)羽咋小学校の分は、各クラスのワゴンにのせ、エレベーターを使って、各階の配膳室に運び入れています。

○洗浄作業 ~器具や機械を洗う・乾かす~

給食を届けた後は、調理に使った器具や釜・機械などをきれいに洗浄し、午後の片付けに備えます。

水槽を拭き上げ、床をきれいに洗い、清潔を保ちます。

給食が終わると、各学校から返却された食器や食缶をていねいに洗浄し、熱風にかけて乾燥・消毒をします。

機械の洗浄

スライサーの洗浄

 

洗浄室

午後の洗浄室

1日の作業が終了

翌日の準備をして、1日の作業が終了です。

毎日、安全でおいしい給食を届けるために、みんなで頑張っています!

この記事に関するお問い合わせ先

学校教育課

〒925-8501
石川県羽咋市旭町ア200番地 庁舎4階
電話:0767-22-7131 ファクス:0767-22-7132

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