SNS・インターネットを使う際に守って欲しいこと 手口と対策

更新日:2025年10月27日

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1.SNSは実際に会って信頼できると思える人とやり取りする

人はSNSであってもやり取りを繰り返すと相手を信頼してしまいます。その相手が詐欺師であればなおさらその心理を悪用し、「あなたは良い人だ、信頼できる」と繰り返すものです。後から気づくことは難しく、気づいたときには被害が拡大しています。

SNS上での「知り合い」とは何者でしょうか?!詐欺師は日々騙しの訓練を行っているプロです。訓練をしていない私たちは簡単に騙されてしまうことになります。

SNSをきっかけとしたトラブルは、全国で急増中です。詐欺被害例はどこかでSNSが使われています。

2.実際に起きたトラブルを見て手口を知る

3.狙われる日本

2024年12月から2025年2月にかけて、全世界のなりすましメールが倍増しました。そのうち83.6%が日本国に向けてのものと分析されました。

当センターでは今まで「変な日本語が使われていたら、相手にしない」と助言していましたが、修正します。AIの深化により、変な日本語は無くなりました。

メールやメッセージの本文にあるリンク先をクリックすると、正当(本物の)サイトをコピーした偽サイトに誘導されます。見分けることができません。個人情報、クレジットカード情報、ID・パスワードを入力すると盗まれてしまいます。

対策

メール・ショートメッセージ本文にあるリンクをクリックしないことです。お使いのカード会社・金融機関の公式サイトから情報を収集することが必要です。あらかじめご利用のカード会社や金融機関の公式サイトをブックマークしておいて、詐欺メールに対するお知らせをチェックしましょう。

万一、偽サイトに情報を入力してしまった場合は、クレジットカード番号やネットバンキングのID・パスワードの場合は、直ちにカード会社や金融機関に廃止や変更を依頼して悪用を防いでください。住所氏名携帯番号などの個人情報が漏れた時は回復ができません。悪用される恐れがありますのでその後に届くメール、メッセージ、電話に注意をしてください。

4.知っておきたいインターネットの仕組み

私たちは、あまり意識せずに無料のニュース、動画、検索を利用します。なぜ無料なのか考えたことがありますか?

1.サイトの運営費は広告収入で賄われている

2.広告を出す事業者の中には、高額で入札し悪質な広告をするものがいる

3.閲覧していくことで、興味・趣味・性別・年代・家族構成などをAIが分析し、2.の広告がターゲットに向けて配信される

4.広告もAIが作成するため、一回きりの広告もあって、再現できない広告がある。クリック・申込すると成功例としてAIが学習する

5.表示される広告はますます同類の広告ばかりとなる

6.閲覧・分析・広告表示までに要する時間は一瞬である

7.動画サイトを見ていると突然入る通販の広告は、誇大広告が繰り返されている。「マイナス30度でも大丈夫」「日本製の生地」このサイトは日本語ですが海外からの発送となっている。返金保証とされているが、実際の返品には国際便料金と通関手数料が必要となり返金額はその経費が差引されることになる

8.昔の人は言いました「ただほど高いものはない」。閲覧でプロフィールを分析されないような設定をすることも対策である。サイトによってはIDやパスワードを毎回要求したり、今まで勝手にお勧めとして表示されていたものが出て来ない不便さもありる。どちらを優先するかは消費者の判断となる。いきなり入る広告は不意打ち性が高いため、全て無視するという対策も有効で、お勧め

消費生活トラブルの傾向と対策 (2025年10月27日版)内部リンク (2025年10月27日版)

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