市長の日記 9(2025.6)

更新日:2025年05月27日

市長の日記 9

磐衝別命の命日である9月25日に行われる唐戸山神事相撲。歴史あるこの行事、昔の写真を見ると多くの観客がいましたが近年は少なくなっています。また平日に重なると協賛相撲に出場する学生が参加しにくいという理由から5月に開催された唐戸山相撲協会の役員会で、今年は9月23日(秋分の日)に行われることが確認されました。 子どものころは神事相撲より羽
咋の法事としてこの日が楽しみでした。駅前通りから銀座通り(現パセオ通り)は商店の出店や露天商が出て多くの人で賑わいました。本念寺の通りは茶碗売り、また羽咋神社境内にはサーカスも来ていました。このようなおり「本念寺と唐戸山神事相撲の歴史について」の講話があり参加しました。
講師は谷釜了正志賀町正久寺ご住職です。ご住職は日本体育大学の学長も務められました。
お話しの中で以前は神事相撲も法要もお寺の所管であったが、神仏分離令が出されてから相撲は羽咋神社の所管となったとのことでした。昔から相撲は羽咋神社が執り行っていたと思っていました。
邑知潟、羽咋川を境に北は下山、南は氷見市も含めて上山に分かれて大関を争う。多くの人が参加し時間がかかるので、「塩なし水なし待ったなし」の形式になったとのことです。また最初に勝った大関に御幣が授与され、2番目に勝った大関に本念寺の高張りちょうちんが授与されたのは多くの人が
参加して勝負が深夜に及んだためであろうとのことでした。
命の法要も以前は26日に行われていたが最近は27日に行われていることなど色々と唐戸山神事相撲と本念寺法要の歴史をお話しされました。
羽咋の名前の由来となる磐衝別命、唐戸山神事相撲、本念寺法要の歴史を改めて知ることができました。伝統ある唐戸山神事相撲を皆さまと共に後世に引き継いでいきたいと思います。

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