移住者インタビュー

羽咋市に移住された方たちへのインタビュー


 

自然栽培の野菜の育成販売

枡田農園 枡田一洋さん
出身:金沢市


サーファーマー(サーフィン&ファーマー)


2010年「奇跡のリンゴ」に衝撃を受け、10年以上のサラリーマン生活から一念発起。自然栽培の百姓になるために羽咋の限界集落に移住しました。2011年より木村秋則さんや熊田主任研究員に自然栽培を学びながら、羽咋市役所自然栽培係として「木村秋則 自然栽培実践塾」の運営、自然栽培の米づくりの実践をさせて頂きました。

2012年4月より「議論より実践」を理念にOriginal villageの屋号で自然栽培の百姓として新規就農しました。2015年より屋号を枡田農園に改めハウストマト栽培に力を入れていきます。

私たちは、生きるうえで大切なところは、人任せではなく自分達でつくりだしていければと思っています。そして時々波乗りも楽しみます。

コーヒー自家焙煎、農家カフェ経営

神音(カノン)Kaffee経営者
武藤一樹さん
出身:岐阜県


八百万の神を感じられる場所


岐阜県出身の武藤さんと能登の出合いは学生時代。

輪島出身の香織さんと知り合ったのをきっかけに、食べ物のおいしさや人のやさしさ、自然と人間が深くつながっている能登の暮らしに感銘を受けました。就職した東京で結婚し、忙しい毎日を過ごす中で何か大切なものを忘れていることに気づき、石川に帰郷。カフェを開く準備を進めました。

約70年前に建てられ、3年ほど空き家になっていた現在の店舗兼住居に巡り合い営業を始めたのは2006年のこと。自然と隣り合わせた神々の音が聞こえる里という意味を込めて神音カフェと名付けました.... そんな武藤さんは自家製野菜と自家焙煎のおいしいコーヒーで現在もご活躍しておられます。

有機栽培の野菜の生産販売

Made in Nature
屋後 浩幸さん
出身:大阪府


石川県の限界集落に「孫ターン」


もともとは大阪生まれの広島育ち。祖父母は金沢市に居住して、幼少の頃から祖父母の家に帰っていました。以前から就農したいと考えており、就農するなら水も空気もきれいな石川県でと決めていました。

農業をするなら一戸建ての方がいいなあと。作業場や倉庫もあるような…なおかつ家から圃場まで近いところが圧倒的に便利で…とこのように考えていたら意外に物件って限られてくるものなんですよ。

それが羽咋市に、空き農家バンク制度というのがあると教えてもらい「これだ!」と。下見に行き、あっさりとそこに決めました。それが今、住んでいる羽咋市菅池町(すがいけまち)です。

取り組んでいる農業は、農薬や化学肥料を使わない有機農業です。現在、野菜は年間30品目~40品目を栽培。多品種ですが珍しい野菜も作るので、金沢市内や大阪のちょっとこだわりをもつ個人のお客さんにも喜んでもらっています。

地域おこし協力隊OB

加藤 晋司さん
出身:京都府
担当:ジビエ(イノシシ)の活用


~羽咋市へ来た理由~


今まで京都でしか働いたことがなかったので、他の地に出て自分がどこまでやれるのかを試してみたいと思ったことに加え、羽咋市の人口減少に対してできることがあれば、と思い応募しました。

~自分の担当業務について~


自分の役割は、羽咋創生プログラムの一端を担う意味でも、イノシシ被害に苦しむ畑や田んぼを少しでも減らすため、イノシシの駆除を行い、逆に利用・加工し、羽咋市の名産品として観光地やお土産屋さんに並べられるようなものにしていくことです。このため、一刻も早く狩猟免許を取得するために勉強しています。同時に食品衛生責任者の資格も今年中に取ることが、現在の私がまず、すべきことだと考えています。

羽咋市は人に温かいまちです。ぜひ、盛り上げていきましょう!

遠藤 勝敦さん
出身:東京都
担当:自然栽培の普及


~羽咋市へ来た理由~


一番の理由は自然栽培に本気で取り組んでいるからです。
羽咋市は、すべてにおいて最先端であり、農業についても自然栽培に着目して5年以上取り組んでいます。また、歴史ある建造物や千里浜なぎさドライブウェイなど価値ある資産が多くあることも魅力的であったためです。

~自分の担当業務について~


自分の役割は、自然栽培の作物や加工品の販売促進、自然栽培農家・農地の新規開拓、その宣伝活動など、とにかく自然栽培の普及につながることを第一線で行うことになります。

結果、自然栽培を通じて羽咋市に移住する新規就農者への橋渡しにもなりたいと考えています。他の協力隊員とともに人の集まりやすい環境を追及していきたいと思います。