羽咋を知る-再発見-

羽咋市市制施行60周年記念企画展「羽咋を知る-再発見-」


羽咋市市制施行60周年記念企画展「羽咋を知る-再発見-」チラシ

能登半島の入り口に位置する羽咋市は、古代から海を通じた交流が盛んで、海上交通によってもたらされる「人、モノ、情報」をいち早く受け入れる環境に恵まれていました。
日本海に突き出す眉丈山先端部の滝崎は、航海者たちにとって、羽咋の位置を教えてくれる絶好の航海標識であったと考えられます。海岸部に発達した長大な砂丘は、邑知潟を生み出し、潟の内水面は、外海の波浪の影響を受けない天然の良港として機能しました。潟の周囲に広がる低地は、本市の生産基盤を今も支えています。
羽咋は、こうした地理的環境のなか、長い歴史と文化を育んできました。弥生時代の能登に稲作文化が伝わったことを伝える大集落の吉崎・次場遺跡、能登最大の古墳である滝大塚古墳、能登国一宮気多大社とその古代祭祀遺跡の寺家遺跡、多くの指定文化財を有する妙成寺と永光寺、独特の祈りや祭り文化など、能登でも屈指の文化財が数多く残されています。
これらの文化財は、羽咋の成り立ちを教えてくれます。今回の企画展では、普段は展示していない資料を再発掘して紹介します。常設展示とともにご覧いただき、羽咋の先人たちの営みを再発見してもらいたいと思います。

開催期間 平成30年7月1日(日曜日)~9月30日(日曜日) 会期中無休
時間 9時30分~17時(入館は16時30分まで)
観覧料 無料
会場 羽咋市歴史民俗資料館 2階ロビー
展示解説会 日程 平成30年9月8日(土曜日) 13時30分~
解説 当館学芸員

 

更新日:2023年10月24日