木造増長天立像

木造増長天立像(もくぞうぞうちょうてんりゅうぞう)

 
木造増長天立像

 
種別:市指定文化財 彫刻
員数:1躯
年代:鎌倉時代
所在地:白瀬町
管理者:曹洞宗 豊財院
指定日:昭和36年11月1日
 

豊財院(ぶざいいん)に蔵するニ天のうちの1天である。
本像は、像高101センチメートル、一木(いちぼく)造りで彫眼、彩色が施されている。彫り出した衣文(えもん)その他は、いずれも太めで彫りも浅く単調であるが、やや腰をひねって体形に変化を見せている。
面部は、大きな開口、頬の盛り上がり、鼻梁(びりょう)のしわ、つり上がった眼などに行き届いた技法を示し、写実性が発揮されている。造像年代は鎌倉時代後期であろう。

更新日:2019年11月28日