木造日蓮坐像

木造日蓮坐像(もくぞうにちれんざぞう)

 
木造日蓮坐像

 
種別:市指定文化財 彫刻
員数:1躯
年代:室町時代
所在地:太田町
管理者:日蓮宗 妙法寺
指定日:昭和50年8月8日
 

本像は像高32.5センチメートルの寄木(よせぎ)造り。玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)、彩色が施されている。頭部は円頂、眉も太く、鼻筋が通り、小さく口を結び、童顔にも似た青年期の面相である。
衣の上に袈裟をかけ、左手に経巻を持ち、右手膝上に扇子を執る説法像である。造像年代は、様式的には永禄7年(1564)本延寺(ほんねんじ)(七尾)の日蓮像や永禄9年(1566)大蓮寺(だいれんじ)(志雄)の日蓮像と共通する手法から室町時代の造像であろう。

更新日:2019年11月28日