蒔絵散華丸盆

蒔絵散華丸盆(まきえさんげまるぼん)

 
蒔絵散華丸盆

 
種別:市指定文化財 工芸品
員数:6面
年代:江戸時代
所在地:滝谷町
管理者:日蓮宗 妙成寺
指定日:昭和41年2月18日
 

6面、各々直径37.5センチメートル、高さ2センチメートル。
金梨地(きんなしじ)に、曳舟(ひきふね)の図の2面、水車の図、橋に屋形船の図、牆垣(しょうえん)[垣根]の図、群蝶翔舞(ぐんちょうしょうぶ)の図、各1面が金銀蒔絵で描かれている。いずれも、図様は卓抜、手法は堅実。この盆は1面ごとに竹製網代(あじろ)編みの籠に入れられるようになっていて、その籠もまた極めて繊細優美に編まれている。
制作年代は江戸初期で、前田家からの寄進であろう。

更新日:2019年11月28日