山水蒔絵机

山水蒔絵机(さんすいまきえづくえ)

 
山水蒔絵机

 
種別:国指定重要文化財 工芸品
員数:1脚
年代:江戸時代
所在地:滝谷町
管理者:日蓮宗 妙成寺
指定日:昭和25年8月29日
 

この山水蒔絵机とその付属したものと思われる山水蒔絵料紙筥(さんすいまきえりょうしばこ)は、加賀3代藩主利常(としつね)の息女亀姫(浩妙院)の遺愛品と伝えられている。
机の表面は、5羽の雛鶴(ひなづる)と舞い飛ぶ親鶴に対応して水辺の亀を配置し、それに椿や波を配した図柄で、金銀研出(とぎだし)蒔絵で描かれている。所々に丸に三つ葉葵紋(あおいもん)を散らし、脚部と裏面は唐草蒔絵で描く華麗で非凡な作品である。

更新日:2019年11月27日