妙成寺古文書・典籍類

妙成寺古文書・典籍類(みょうじょうじこもんじょ・てんせきるい)

 
妙成寺古文書・典籍類「天正十年 前田利家黒印状」

 
種別:市指定文化財 典籍・古文書
員数:5,862点
年代:鎌倉~昭和時代
所在地:滝谷町
管理者:日蓮宗 妙成寺
指定日:平成19年11月26日
 

典籍は正長元年(1428)開版の「法住寺本法華経」(版本妙法蓮華経)と、得田版妙法蓮華経版木(昭和58年、石川県指定文化財に指定)を除いた4,918点が整理されており、曼荼羅(まんだら)本尊と日蓮真蹟等・経典(法華経)・書籍(壇林関係)・版木・天海版一切経の5項目に分類される。
日像やその直弟子大覚ほか四条門流や身延山(みのぶさん)の著名な僧が書き写した曼荼羅本尊、寿福院日栄の所持本である装飾経や7巻本の高麗版法華経など、同寺の歴史を探るうえにおいて貴重な歴史資料である。
古文書は箱入分917点、別置分27点の計944点を数える。永和2年(1376)、能登守護吉見氏頼禁制が唯一の中世文書で、前田利家ら加賀藩主5代にわたる発給文書などを有する近世文書・近代文書が大半を占める。

更新日:2019年11月28日