木造阿弥陀如来坐像

木造阿弥陀如来坐像(もくぞうあみだにょらいざぞう)

 
木造阿弥陀如来坐像

 
種別:国指定重要文化財 彫刻
員数:1躯
年代:平安時代
所在地:寺家町
管理者:真言宗 正覚院
指定日:昭和25年8月29日
 

正覚院(しょうがくいん)の阿弥陀如来像は、もと気多(けた)大神宮寺(気多神社)の講堂の本尊であったが、明治元年(1868)の神仏分離令により、正覚院に移されて今日に至っている。
本像は像高110センチメートル、桧(ひのき)の寄木(よせぎ)造り。彫眼、白毫(びゃくごう)水晶、漆箔(しっぱく)(後補)が施されている。その作風は典型的な藤原様式の阿弥陀如来像である。おだやかで気品に満ちた表情、全体に静謐(せいひつ)で優美をかもす阿弥陀如来像の秀作である。

更新日:2019年11月27日