折口信夫(しのぶ)博士をしのんで

更新日:2018年09月04日

~公開講座で折口学の理解深める~

折口博士の晩年について語る岡野教授

折口博士の晩年について語る岡野教授

9月2日、3日に羽咋市ゆかりの民俗学・国文学者で歌人の折口信夫博士(釋迢空(しゃくちょうくう))の命日にあわせ、その功績をしのび、コスモアイル羽咋で市民公開講座が開催されました。

2日は、國學院大學文学部教授の小川直之氏が“折口信夫・魂の死生学”と題して講義。小川教授は、“まつりごと”に関して博士が示した解釈を示し、その天皇論と祭りからみた魂の生と死、循環について紹介。約60人が博士の考え方に理解を深めました。

3日は、博士と晩年を過ごした同大学名誉教授の岡野弘彦氏が寺家町にある博士の墓を参拝後、講義を行いました。岡野教授は、養子の折口春洋(はるみ)が出兵し、戦死するまでの博士の悲しみや孤独が残した歌や詩から読み取れることを説明。また、“晩年の先生の言葉が身に染みる”と目を細めて博士とともに過ごした日々を振り返り、講義を締めくくりました。

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