折口信夫(しのぶ)博士へ思いはせる(平成29年度)

更新日:2019年01月10日

~折口文学市民公開講座~

「能登アマメハギとまれびと論」と題して講演する小川教授

「能登アマメハギとまれびと論」と題して講演する小川教授

折口博士の墓前で詩を読み上げる岡野名誉教授

折口博士の墓前で詩を読み上げる岡野名誉教授

3日には、岡野名誉教授が記念講演

3日には、岡野名誉教授が記念講演

 9月2日、3日に羽咋市ゆかりの民俗学・国文学者である折口信夫博士(釋迢空(しゃくちょうくう))の功績をしのび、コスモアイル羽咋で市民公開講座が開催されました。

 2日は、国學院大學文学部教授の小川直之氏が講義。「日本社会が長く伝えてきた無形の文化に“来訪神”というカテゴリーを築き、その理論的基盤を確立したのが折口博士が考察した“まれびと論”といえる」と説明。

 「奥能登に伝わる伝統行事“アマメハギ”を含む全国10件の祭事が、来年のユネスコ無形文化遺産の候補として選定された背景には、“まれびと論”の理論的枠組があったから」と強調し、現代にも生きる折口博士の功績を称えました。

 3日は、博士と晩年を過ごした同大学名誉教授の岡野弘彦氏が一ノ宮町にある博士の墓を参拝後、記念講演を行いました。

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