はくい式自然栽培実行委員会を発足(平成28年度)

更新日:2019年01月10日

~生産者、JAはくい、市で一体的に自然栽培を発信~

実行委員長のJAはくい中村清長組合長が決意を述べる写真

実行委員長のJAはくい中村清長組合長が決意を述べる

山辺市長が最大限の支援をする旨を伝える写真

山辺市長が最大限の支援をする旨を伝える

認証された「はくい式自然栽培米」

認証された「はくい式自然栽培米」

 2月17日、JAはくい本店(太田町)ではくい式自然栽培実行委員会の発足式が開かれました。

 この実行委員会は、農薬や肥料を使わない農法である自然栽培を行っている生産者、JAはくい、市が連携し、生産・認証・加工・販売を一体的に行い、自然栽培による地域経済循環システムを確立することを目的としています。3者が協力して自然栽培農産物とその加工品の持続的で安定的な供給体制を築くことを目指します。

 具体的には、実行委員会で自然栽培農産物の買取価格や生産量を決定し、販売計画を策定。生産者がその計画に基づき作付けを行います。その後、JAはくいが認証を行い、7月にオープンする“道の駅のと千里浜”を軸とした販路の確保により、自然栽培を広く発信します。市は地方創生交付金を活用し、その流れを支援します。

 なお、はくい式自然栽培として認定されるために、生産者はJAはくいが中心となり開講するのと里山農業塾で1年間自然栽培の手法を学ぶこと、農産物についてはJAはくいと市で行う認証委員会で認められる必要があるなどの独自の基準を設け、ブランド化を図ります。

 発足式では、実行委員長を務めるJAはくいの中村清長組合長が「羽咋市の自然栽培聖地化を広く発信するため、生産者、市、JAはくいが連携し、それぞれの役目を果たすべく邁進していく覚悟です。関係者の方々のさらなるご指導をお願いしたい」と決意を述べました。

 山辺市長が「実行委員会が発足することで、昨年8月に締結した3者の“農業の6次産業化”の基本合意を強力に推し進めていくことができる。市としても最大限の協力をしていきたい」とあいさつ。

 副委員長を務めるのと里山自然栽培部会の前田和敏部会長が生産者を代表し、「羽咋市で自然栽培が始まって7年目になります。自然栽培だけが一人歩きするのではなく、この実行委員会が生産者に対してますます寄与することを願います」と述べました。

 また、自然栽培の先端的試験農場を開設するため、羽咋市に進出を決定した会宝産業株式会社が中心となって企画する、実行委員会の設立記念シンポジウム“石川県羽咋市から発信する「食」の未来を共に考える2017”を2月25日に金沢市文化ホールで開催することになっています。実行委員会は、このシンポジウムを通じて、はくい式自然栽培のサポーターについても市内外から広く募る予定です。

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