宇宙飛行士 油井亀美也さんが宇宙を伝える(平成27年度)

更新日:2018年12月21日

~コスモアイル羽咋20周年を記念し、講演~

手振りを交えて、国際宇宙ステーションの活動を報告する油井さん

手振りを交えて、国際宇宙ステーションの活動を報告する油井さん

男の子からの質問に答える油井さん

男の子からの質問に答える油井さん

地上との交信のやりとりを再現

地上との交信のやりとりを再現

3月20日、宇宙飛行士の油井亀美也さんが、コスモアイル羽咋で講演し、142日間の国際宇宙ステーション(ISS)での活動報告などについて講演を行いました。

油井さんは、自身の最大のミッションとして、ロボットアームを使って日本の輸送船「こうのとり5号機」を捕まえることに成功したことなどを報告。日本人同士の連携が実を結び、国際宇宙ステーション内に物資を補給することができたことを付け加えました。

また、会場から寄せられた20以上の質問に対し、マイクを片手に自ら会場を駆け回って一つ一つ丁寧に答え、「将来、宇宙飛行士になりたいのですが、どうやって宇宙飛行士になれるのですか」との問いに「なりたいと思いつづけること。そして、勉強とお手伝いを頑張って、ストレスがたまらないように遊ぶことも大切です」とアドバイスし、「宇宙で天井に足をついても頭に血は上らないのですか」との問いには「無重力なので、血が上らないはずですが、血が上った感覚になり、不思議な思いをしました」と伝えました。

地上にある運用管制施設との交信のやりとりも英語で再現され、「自分が宇宙で活動できたのは地上で支えてくれるフライトディレクターら皆さんのおかげです」と強調しました。

この報告会は、コスモアイル羽咋20周年記念事業の一環として開催され、講演後、油井さんは、「コスモアイル羽咋という宇宙に関連のある施設で報告会を開くことができて、本当にうれしい。ここには宇宙開発に係る本物の機材まであるので、びっくりしました。NASAと全く同じ物があることにも驚きました」と笑顔で話してくれました。

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