“道の駅のと千里浜”運営の道しるべ示す(平成29年度)

更新日:2019年01月10日

~シンポジウムで市民130人が道の駅の在り方に理解~

講師を務めた畦地履正社長

講師を務めた畦地履正社長

道の駅の在り方について意見を述べ合うパネリストたち

道の駅の在り方について意見を述べ合うパネリストたち

農家マッチングのお菓子を試食する時間も設けられました

農家マッチングのお菓子を試食する時間も設けられました

10月21日、コスモアイル羽咋で“まちづくりシンポジウムin羽咋”が開催されました。

シンポジウムは“みんなで考えるまちなか再生~道の駅でまちなか再生は可能か~”をテーマとし、7月にオープンした、道の駅のと千里浜によるまちづくりが論点。同駅のアドバイザーであり、高知県で道の駅“四万十とおわ”を運営している株式会社四万十ドラマの畦地履正(あぜちりしょう)社長が講師を務め、自身の考えや取り組みなどを説明し、市民130人が道の駅の在り方について理解を深めました。

畦地さんは、「“誰が何をやりたいのかをはっきりさせること”、“キーマン”、“モチベーション”の3つの要素が欠かせない」と述べ、道の駅によるまちづくりには「地域の人たちがノウハウを築き、自分たちで運営し、次世代へ繋いでいくことが大切。失敗を武器にする意気込みで臨むことも必要」と説明。また、地域にある物を活用し、地元の商品として地元の人たちで販売するスタイルが重要であると強調し、自身が運営に携わる道の駅の取り組みとして、女性職員の登用や、道の駅宅配部による商品の宅配サービスなどを紹介しました。

引き続き行われたパネルディスカッションでは、3人の市民がパネリストを務め、道の駅が開業したことによる手応えや課題などを話し合いました。

“農菓マッチング”と題し、農家と連携する新たな試みによって開発した新商品を道の駅で販売している市内菓子店“ベルン”の河島佳江さんは「新商品開発は、おいしいものを作りたいという一心。道の駅の店頭に立った際は、今まで商売した中で、一番強くお客さんの反応を実感しました。結果として一カ月で再注文の依頼を受けることもできました」とお客さんへの感謝の気持ちを伝え、市青年会議所の理事でコスモアイル羽咋に勤務している中田昌宏さんは「道の駅からお客さんが市内に流れていることを実感しています」と道の駅の開業効果に対する手応えを語りました。市観光協会専務理事で民宿おかみの若城はる美さんは「羽咋市は、これまで通過型観光の典型であったので、道の駅への期待は大きい。金沢市に次ぎ、国指定重要文化財が多いまちであるので、その魅力も上手く発信し、観光客の方々により長く滞在してもらえる仕組みづくりが必要だと考えます」と述べ、道の駅と市の文化財とを結び付けた観光PRの重要性について語りました。

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