技と力がぶつかり合い、2千年の伝統継ぐ

更新日:2018年10月12日

~唐戸山神事相撲、熱戦に沸く~

かがり火の中、熱戦が繰り広げられる神事相撲

かがり火の中、熱戦が繰り広げられる神事相撲

大関が決定する「奥弓」結びの一番

大関が決定する「奥弓」結びの一番

仲間に担がれ、大関獲得を喜ぶ西村幸祐さん(左)と綿谷匡光さん(右)

仲間に担がれ、大関獲得を喜ぶ西村幸祐さん(左)と綿谷匡光さん(右)

9月25日、2千年の歴史があると伝わる県無形民俗文化財の唐戸山神事相撲が、唐戸山相撲場で行われました。

唐戸山神事相撲では、「東」「西」ではなく、羽咋市の邑知潟を中心に、加賀・越中方面を「上山」(かみやま)、能登方面を「下山」(しもやま)と呼び、双方の出身力士が“水なし、塩なし、まったなし”の伝統作法により、大関が決まるまで力闘を繰り広げます。

加越能3州の約100人が土俵上で熱戦を展開。力士たちの真剣勝負に、一戦一戦、観衆からも歓声とため息が漏れ、特に神事相撲では、かがり火がたかれ厳かで幻想的な雰囲気の中、白熱した取組が行われました。

大関を決する“奥弓”の結びの一番では、上山の西村幸祐さん(津幡町横浜)と下山の綿谷匡光さん(七尾市湊町)が習わしどおり両者同体で引き分けとなり、2人とも新大関の座を獲得しました。

戦勝報告のため、2人は仲間に担がれ、祭神である磐衝別命(いわつくわけのみこと)が待つ羽咋神社へ向かいました。

その他の各部門別優勝者は次のとおり。

1 協賛相撲
小決勝:岩本修和(津幡町津幡南中)、中決勝:府中駿平(金沢学院高)、十人弓:槻光太(金沢学院大)、トーナメント決勝:落合優大(金市工高)、大決勝:奥田琢朗(金市工高)


2 神事相撲
前弓関:池田希望(羽咋市川原町)、中弓関:石坂健(七尾市)

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